学習手順
ビギナーズフェーズ

Beginners Phase02

トレーニング

シャドーイング

「シャドーイング」とは、読みあげられた英語につづいて、同じように発音していくトレーニング方法です。

英語を肉体的に落とし込む大事なトレーニング。じつはとても難易度が高いのです。次の2つがしっかりできていないと失敗します。

  • 英文を完璧に聞きとれる
  • イントネーションまで完全に再現できる

逆に言えば、シャドーイングをやり込むことで、上記の能力が身につくわけです。「文法」で利用したこちらの教材をつかって学習していきましょう。

英文を完璧に聞きとれる

読まれる英語の発音記号すべてが再現できる。そのくらい完璧に聞きとれるようになりましょう。

前のステップで発音記号は習得済みですね。シャドーイングでは、もう1段深いレベルの学習です。

音声変化」と呼ばれますが、単語は次につづく単語によって、発音が変化します。

各単語で独立した発音記号ではなく、文章の流れのなかで変化する発音を完璧に聞きとるのです。

イントネーションまで完全に再現できる

聞きとった英語を正確に発音できるようにしてください。イントネーションまで再現するには、文章構造を理解している必要があります。

完璧に聞きとり、音声変化やイントネーションも再現する。1つ1つが難しいのに、これらすべてを瞬間的におこなうのです。

難易度の高さは想像に難くありませんね。

手順

以下の手順でじっくりとトレーニングしてください。

  • 英文を読んで理解する
  • 英文の音声変化を意識しながら英語を聞く
  • 読み終わるまで聞いて、15回再現する(リピーティング)
  • 英語の読みあげにつづいて、15回発音する(シャドーイング)

すべての英文で上記の手順を実行するため、とても時間がかかります。

回数に驚かれた方もいるでしょうが、このくらいの反復練習は必須。スポーツと同じです。がんばりましょう。




瞬間英作文

「瞬間英作文」は、読んで字のごとく瞬間的に英語の文章をつくりだすトレーニングです。英語の運用能力を鍛えます。

「シャドーイング」を終えた皆さんは、英語という言語を理解しはじめた状態です。

ところが、この状態はインプットに偏っています。仕事では最低限のアウトプット能力が必要。

「シャドーイング」と同様に、肉体的に落とし込むための反復練習です。アウトプット能力を鍛えて、さらに英語を身につけていきましょう。

最低限のアウトプット

「ELON」はアウトプット能力よりも、インプット能力を重視します。

仕事で相手をするのは英語ネイティブ。英語ネイティブが話すこと/書くことを理解しなければいけません。

相手にとっては母国語なので、レベルの高い英語が登場します。一方、自分が話す/書くときは、自分のレベルに合った英語をつかえます。

仕事では聞く/読む技能、つまりインプット能力のほうが、より高いレベルで必要になるということ。

それに、英語学習をすすめるうえでも、インプット能力が高いほうが有利に働きます。

しかし、それでも必要最低限の英語をアウトプットすることは必ず求められる。「瞬間英作文」で、アウトプット能力を鍛えていきましょう。

おすすめ教材

こちらの「瞬間英作文」に特化した教材をつかいましょう。プレトレーニングで覚えた文法のみに限定してトレーニングしてください。

最初は苦戦しますが、慣れてくればスラスラと作文できるようになります。

「トレーニング」ステップは反復することで効果があらわれます。あせらず自分のペースでがんばってください。




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