イーロン・マスクの哲学とショーペンハウアー、ニーチェについて
- 2015年02月27日
- インタビュー
インタビューについて
今回は初回の記事でご紹介したインタビューの続きをやりたいと思います。
ただ、じつは今から紹介するのがインタビューの最初のところなんですよね。初回の記事は中盤ぐらいだったかな。順番がバラバラになってしまって申し訳ないですが、イーロン・マスクがどういう人物なのかをお伝えするのにはこの順番でよかったと思いますのでご了承を。
さっそくインタビューに入ります。まずは最初はイーロン・マスクが6歳のときにやった冒険の話。様々なルールを破り新しいことにチャレンジし続けているイーロン・マスクですが、彼が一 番最初にルールを破ったのはいつだったのか。それはいとこの誕生日パーティに招かれたときだそうです。幼い彼の前には問題が2つ。1つは外出禁止令、もう1つはパーティ会場までの距離でした。
6歳のときの話なので記憶が曖昧ですが、そのパーティのときに私は外出禁止を言い渡されていました。理由はわかりませんが、私にとっては不当なものでしたね。でもそのパーティにはとても参加したかったのです。いとこが開いたパーティで、いとこは5歳だったから子どものパー ティです。それで、まずは自転車に乗ろうと思って母親に言いました。これは失敗でした。母親に自転車に乗るには免許証が必要できっと警察にとめられるだろうという話をされました。本当の話だと100%信じたわけではありませんでしたが、念のために歩いていこうと思いました。道は知っていたのです。しかしそれは本当に町の反対側で、16キロから20キロくらいの距離があり、それは考えていたよりずっと遠かったのです。いとこの家に向かって歩き始めたのですが、4 時間くらいかかってしまって、ちょうど母親が弟と妹を連れてパーティから出てきてたのですが、そのとき私はあと2ブロックで到着というところでした。なので私は木に登って、降りてくることを拒んだのです。
this was when I was six, so the memory is a little fuzzy at this point. But as I recall, I was grounded for some reason. I don’t know why but I felt it was unjust (laughter)…and I really wanted to go to this party, my cousin’s party, who was five …a kids’ party. So at first, I was going to take my bike and I told my mom this, which was a mistake and she told me some story about how you needed a license for a bike and the police would stop me. So I wasn’t 100% sure if that was true or not, but I thought I’d better walk just in case. I sort of thought I knew the way, but it was clear across town…10 or 12 miles really quite far, further than I realized actually… So I just started walking to my cousin’s house. It took me about four hours and just as my mom was leaving the party with my brother and sister, she saw me walking down the road and freaked out. I saw she saw me, so I then sprinted to my cousin’s house ? I was just about two blocks away ? and climbed a tree and refused to come down… (laughter).
なんだかほのぼのした話ですよね。ただ6歳の子どもが4時間歩きつづけるってすごい。意志の 強さがうかがえます。この後イーロン・マスクが10歳のときに自作のゲームを売ってお金を得た 話や、イーロン・マスクがモデルだというアイアンマンの話になります。どれも有名な話ですし 、おそらく以前このブログで触れたと思うのでここらへんは省いていきますね。
イーロン・マスクの思春期
さて、これからが今回のブログの本題です。イーロン・マスクが12~15歳のときの話。彼は思春期真っ只中で、皆さんも経験があると思いますが、アイデンティティークライシスというやつを迎えていました。アイデンティティーとは自分とは何であるのかを自分自身に問いかけたときに答えとなるもので、自己同一性ともいいます。文字通りそれが危機的な状況になるのがアイデ ンティティークライシスです。思春期まではそもそもアイデンティティーなんてものを考えたことすらないですよね。それが成長にともない他者と自己を比較するようになり、自分自身がどう いう姿に落ち着きたいのかを模索するようになります。これぞ思春期です。そしてイーロン・マスクは思春期を振り返り、二人の思想家の名前をあげています。ニーチェとショーペンハウアー 。この二人の思想家についてちょっとご説明したいと思いますが、その前に引用から。
12歳か15歳のとき、私は存在論的な危機を迎えていて、人生の意味とは一体何なのかを見つける ために様々な本を読んでいました。人生がまるで無価値なもののように感じて、それで、家にニーチェとショーペンハウアーの本があったのです。14歳が読むような本ではないですね。ネガティブだし、良くないです。
I guess when I was around 12 or 15…I had an existential crisis, and I was reading various books on trying to figure out the meaning of life and what does it all mean? It all seemed quite meaningless and then we happened to have some books by Nietzsche and Schopenhauer in the house, which you should not read at age 14 (laughter).It is bad, it’s really negative.
と、まぁ、ニーチェとショーペンハウアーの本はあまり良い思い出ではないようですが、あえてこの二人の思想からイーロン・マスクを論じてみましょうかね。というのも、けっこうイーロンを理解するのに役立つ感じがするからです。
ニーチェは1844年生まれでショーペンハウアーは1788年生まれの哲学者です。だから今から約150~200年も前の哲学なんですが、現代にも通じる深い洞察があります。今からいろいろお話していこうと思いますが、イーロン・マスクの理解につながるところを最小限切り取って話すのでこれで全容を理解できるとかそういうものではないことを念頭に置いててくださいね。
カントについて
この二人を理解するにはまずカントという哲学者を理解する必要があります。カントの哲学を簡単に言うとこうなります。
・まず確固たる世界というものが存在する
↓
・我々は世界の情報をインプットする
↓
・我々はインプットできる情報以外のことはわからない(世界そのものを知ることはできない)
↓
・我々はインプットされた情報をもとに概念を形成する(「りんごはこういうもの」とかそんな感じです)
↓
・我々はインプットされ概念化されたものから、理想像を(頭のなかに)つくりだす
↓
・理想像は世界に存在しない(完璧な直線や三角形が存在しないとかそんな感じです)
ちょっと説明していきます。カントの言う確固たる世界とはこの世界そのもののことです。それは僕らが認識できないものも含めます。たとえば可視光線以外の光って見えないですよね。現代の僕らは科学的知見からいろんな種類の光があることを認識してますが、もし科学が発達してなかったらそもそも目に見える光以外に光が存在するなんてこと認識してなかったわけです。でも実際世界は今も昔も変わらずそういう光は存在してました。現代の僕らが認識できないだけでまだ発見や解明されてないものがたくさんあるはずですし、世界はそういうもので成り立っています。つまり世界そのものというのは僕らは全然認識できてないんですね。
では僕らの頭のなかに構築されてる世界というのは何かといったら、僕らが認識できている情報だけを脳が処理して作り出しているものということになります。脳の情報処理が入らないと僕らにインプットされた情報は知覚されません。たとえばルビンの壺(Rubin’s vase)っていう図形があります。これです。
壺の輪郭を横向きの人の顔が向かい合ってると思って背景部分に集中すると2つの顔に見えますが、そうじゃないと壺ですよね。描かれた絵をじっくり見てるわけですから、全ての情報が僕らの頭に入ってるはずです。でも最初は壺にしか見えない。脳の情報処理が入ってはじめて2つの顔が認識できるのです。これがカントの言う概念形成の処理。
最後に理想像についてですが、これはプラトンのイデア論そのものだと思います。世の中に無数の三角形が存在するがそのどれも完璧な三角形ではない。カドが丸くなっていたり、直線が微妙に歪んでいたり。どんなにコンピューターを使って正確に描いても、拡大を繰り返せば最小画素に行き着いて線がガタガタになります。
じつはこの世界にも最小画素にあたるものが存在して 、最小の距離はプランク距離、最小の時間はプランク時間です。現代の物理学ではすでにここまでわかってるんですね。空間や時間は滑らかに連続しているわけではなく、コンピューター画面と同じくガタガタとした不連続なものなのです。
まぁ、つまり原理的に完璧な三角形なんてものは存在しませんってことです。それにもかかわらず僕らの頭のなかには完璧な三角形が存在してます。どういうことかというと、三角形とはこういうもの、と脳が認識してる三角形がここでいう完璧な三角形で、これをもとに世界中のものを三角形かそうでないか判断するわけですね。これが三角形のイデア。カントの言う三角形の理想像です。さきほどお話したように、理想像は世界に存在しません。
カントは1724年生まれの哲学者ですがよくここまで考えたものだと思います。
ショーペンハウアーについて
このカントの哲学の批判という形で誕生したのがショーペンハウアーとニーチェの哲学です。 それぞれ説明していきますね。
まずはショーペンハウアーから。彼の哲学を簡単に言うとこうなります。
・カントの言う確固たる世界とは意思でできている
↓
・意思とはエゴイズムである
↓
・エゴイズムは苦しみをもたらす
どこらへんがカントへの批判かと言いますと、カントによればこの世界自体は絶対にわからないということでした。僕らとこの世界そのものの間には絶対的な隔たりがあったわけです。ところがカントが不可知だといった世界はじつは意識によってできていると主張することによって、ショーペ ンハウアーはその隔たりに橋をかけてみせました。つまりカントの思考はまだ足りてないと言ってるのです。
ではこの意思とは何かですが、ショーペンハウアーの意思を理解するには僕らの肉体を考えるとわかりやすいです。僕らの肉体はカントの言う世界そのものの一部なので僕らに肉体そのものを認識することは不可能でした。しかしよく考えると僕らの肉体は生存本能によって形を変えますよね。生き抜きやすい形へと変化するのです。骨や筋肉も発達しますし、脳だって発達します 。その根底には生への意思があるのです。言い換えれば、肉体そのものが現れてくる前に生への意思というのが存在するのですね。その生への意思が具現化する形で肉体が形成されていきます。これがショーペンハウアーの言う意思です。ショーペンハウアーによれば、肉体に限らずこの世界全体そのものが様々な意思の表出だということになります。
次にエゴイズムについてですが、さきほど述べた通り、意思というのは本能もしくはもっと根源的なものです。マズローの欲求5段階説というのがありますが、これは食欲や睡眠欲などの原始的な欲求から自己顕示欲、最終的には自己実現という高度な欲までをカテゴライズしたやつです。そして人間は原始的な欲求が満たされないと高次の欲求に至らないとする説で、つまり他人 にたいする思いやりなどはまず自分の原始的欲求が満たされないとはじまらないってことですね 。
で、ショーペンハウアーの意思はもっとも根源的なものなので、当然人間的な道徳基準でいうところの最下層の部分なわけです。なので、ショーペンハウアーは世界そのものの成り立ちはエゴイズムを根底にしているという結論にならざるを得ませんでした。
エゴイズムを原動力に世界が形作られているとすれば人間にとっては大きな不幸です。本能に忠実に行動する人間ばかりだと世の中大混乱ですよね。こういう意味でショーペンハウアーの哲学というのはペシミズムだと言われます。非常に悲観的な哲学というわけです。
ちなみにショーペンハウアーは不幸から開放されるための手段として芸術を提案しています。芸術とはイデアを描こうとしているからです。原始的な欲求である意思とその対極に位置するイデア。イデアを鑑賞することでエゴイズムからの脱却が可能にな るとショーペンハウアーは考えました。
ニーチェについて
次にニーチェに移ります。ニーチェの思想は簡単に言うとこんな感じです。
・ショーペンハウアーの言うとおりこの世界は意思でできている
↓
・意思はエゴイズムだがそれは悪くない
↓
・エゴイズムが悪いとされているのは宗教的な思い込み
↓
・意思を肯定的にとらえて宗教に頼らない強い人間を目指すべき
ニーチェはショーペンハウアーに多大な影響をうけたことはよく知られています。なので、世 界についての理解はショーペンハウアーのそれと同じです。意思によって世界がつくられている 。ショーペンハウアーとの違いは、意思を肯定的にとらえているところです。ショーペンハウア ーの場合、意思はエゴイズムにつながり、結局不幸を呼んでしまうという結論でした。
それにたいしてニーチェはこう考えます。エゴイズムが悪いとするのは宗教的な思い込みである。宗教は弱いものが強いものにたいして抱く嫉妬心から生まれたので、そんなものに拘ってはいけない。
これちょっと説明しますが、たとえば自然界を生き抜いている動物たちにとって殺生は当たり前ですよね。強いものが殺し、弱いものが殺される。ところが人間世界では殺すほう(強いもの)が悪となってしまいます。人殺しはタブー中のタブーです。どうしてこういうルールになったの か、ここのメカニズムをニーチェは嫉妬として解釈します。弱いものが強いものに抱く嫉妬が殺 人をタブーにしたというわけです。つまり宗教は嫉妬から生まれたと。現代よりはるかに宗教が力をもっていた時代にこういう思想を持つってすごいですよね。
こういう過激に聞こえる思想の理屈としては、世界が意思でできているのだから、その意思( この場合生存本能=強いものがえらい)を重視すべきで、ショーペンハウアーが言うようにその帰結として不幸にならざるを得ないような世の中(ルール=宗教)であれば、それは世の中(ルール =宗教)が間違っているだけだというわけです。つまり人間の思考がこのレベルに到達したらもう人間は宗教をやめるべきだと言ってるんですね。そこから「神は死んだ」という有名な言葉が 誕生します。
では宗教なき世界で人間は何を目標に生きていけばいいのでしょうか。それまでは宗教的に正しい人間になれるよう努力すれば、死んだあと審判の日がやってきて神が救ってくれるはずでし た。キリスト教世界ではそれが人生の目標であり意味だったんですね。しかしここにきてニーチ ェがそれをぶち壊してしまいます。破壊のあとには創造ありで、ニーチェが打ちたてた人生の意 味は世界を構成する意思を最大化していく強い人間(超人)を目指すことでした。神におもねるのはやめて自分自身の意思に回帰しようと呼びかけたのです。
イーロン・マスクの哲学
さてさて、イーロン・マスクが思春期を振り返って名前をあげた2人の哲学をご紹介させていただきましたが、どうだったでしょうか。哲学なので当たり前ですが重い内容ですよね。イーロ ン・マスクが14歳が読むような本じゃないと言いたくなるのもわかります。しかしショーペンハ ウアーとニーチェの哲学からイーロン・マスクを眺めてみると妙に納得できる感じがするのです。人生の意味を見失っていた思春期のイーロン・マスクはショーペンハウアーとニーチェという2人の哲学者に触れました。イーロンはあまり良い風に言ってませんでしたが、これだけ過激で本質的な思想なので、必ずイーロンの思想の根幹部分に食い込んでいると思います。たとえばイーロン・マスクは製品にたいして非常なこだわりをみせますね。
私はとても製品の品質にこだわっています。人々はたとえばマネジメント方法に関する秘伝の考 え方のようなものにとらわれていますが、私はもっと製品それ自体に集中すべきだと思います。 どうやって顧客にとって素晴らしい製品をつくるか。もっとより良い製品をつくることに熱中すればいいのです。でも人々は他のことに惑わされてます。
I’d say stay very focused on the quality of the product. People get really wrapped up in all sorts of esoteric notions of how to manage etc., [but] I think people should get much more focused on the product itself ? how do you make the product incredibly compelling to a customer ? just become maniacally focused on building it better. I think people get distracted from that.”
Elon Musk, from Rock Solid Finance pioneer new territory.
実際、テスラモーターズの自動車やスペースXのロケットは本当に細部までこだわりつくされてます。イーロン・マスクは自分の製品について知らないことはないとまで豪語しています。それくらい彼自身が製品をつくることに熱中しているんですね。イーロン・マスクの製品にたいするこだわりを理解するために、多少強引な感はありますがショーペンハウアーとニーチェを通して みましょう。こうなります。
・世界は意思でできている
↓
・製品とはまさに意思の具現化である
↓
・製品が普及すれば人間をとりまく世界は明らかに変化する
↓
・製品とは意思が世界を変える媒体のようなもの
↓
・良い製品をつくることは意思の最大化(人生の意味)につながる
イーロン・マスクが本当にこんなことを考えているかどうかは不明ですが、ひとつの理解の仕方ではあると思います。
イーロン・マスクといえばこれから伸びる産業をいち早く見抜くことが彼の卓越した能力として知られています。PayPalではインターネットを使った決済システムに、テスラモーターズでは環境やエネルギーに配慮したEVに、スペースXではいずれ人類が地球のキャパシティーを超えてしまうことを見越してロケットに取り組みました。これからどんどん追随する企業がでてくる 分野ばかりです。この能力はショーペンハウアーのいう意思を敏感に汲み取る力だと解釈できます。表層的なニーズではなく、現実に製品化されたときにそれが意思を具現化できているかどうかという目線でニーズを見抜いてるのであれば、他の人たちより一歩も二歩も先を行くことができますね。
それに現代はテクノロジーの進歩によって意思の具現化のサイクルが速くなっていることも重要なポイントだと思います。3Dプリンターなどですぐに製品のプロタイプをつくることができますし、SNSなどのビッグデータ解析で意思が捉えやすくもなっています。この回転速度が上がってきたなかで、まさに時代の寵児としてイーロン・マスクが登場してきたのです。
カントは理想像は現実世界ではあり得ないから思考を突き詰めていっても無駄だと言い切りました。しかし、イーロン・マスクのような実業家たちは机上の空論を弄ぶのではなく常に現実世界にたいしてトライアンドエラーを繰り返していくのであくまでベースは世界そのものにあります。カント→ショーペンハウアー→ニーチェに至った哲学と実業家たちの経営哲学といのは意外と親和性が高いのかもしれませんね。
じつはこれらの哲学書を読んだうえでイーロン・マスクが出した結論があります。それはこちらのコメント。(わかりやすくするためけっこう意訳してます)
銀河ヒッチハイク・ガイドというポジティブな本を読みました。そこでは多くの場合答えよりも問いのほうが難しいということが書いてありました。もし適切な問いができれば、答えるのは簡単なのです。そして宇宙について理解を深めることが、もっと適切な問いを知ることにつながります。人生の意味は何かという答えを知るためにもっとも適切問いがわかれば、私たちはその答えに限りなく近づけるわけです。なので、私たちの意識の規模と範囲を広げることがとても大事なのです。
I read Hitchhikers Guide to the Galaxy which is quite positive I think and it highlighted an important point which is that a lot of times the question is harder than the answer. And if you can properly phrase the question, then the answer is the easy part. So, to the degree that we can better understand the universe, then we can better know what questions to ask. Then whatever the question is that most approximates: what’s the meaning of life? That’s the question we can ultimately get closer to understanding. And so I thought to the degree that we can expand the scope and scale of consciousness and knowledge, then that would be a good thing.
イーロン・マスクが言っているのはこういうことだと思います。人生の意味を知るためにはどういう質問が最適かを知らなければならない。どういう質問が最適か知るためにはこの世界をより広く深く理解しなければならない。そのために自分は宇宙を探索する必要がある。イーロン・マスクが13歳から15歳くらいのときに辿り着いた結論です。数十年後、彼は本当にこの結論を実行に移していくことになります。
ちなみに銀河ヒッチハイク・ガイドというのはSFの本で、けっこうコメディタッチらしいのですが、イーロン・マスクは深遠な哲学の結論としてコメディなSFを選択したわけです。ちょっとおもしろいですね。
この後もインタビューはまだまだ続きますが、今回はこのへんで。そういえば今日イーロン・マスクがTwitterで前回ご紹介した人工知能についてのブログをオススメしてました。やっぱりあれ読んだら認識かわりますよね。あのブログがはれてイーロン・マスクのお墨付きになったので紹介した僕としても嬉しいかぎりです。
Excellent and funny intro article about Artificial Superintelligence! Highly recommend reading http://t.co/jisxabYrl9
— Elon Musk (@elonmusk) February 26, 2015