Masters Phase03
実践
実践リーディング
「実践リーディング」では、実際に英語で書かれた本を読みます。トレーニングで鍛えた英語を、実践の形に落とし込む作業です。
そのためには、膨大なインプットが必要。ビギナーズフェーズよりも量を重視します。
膨大なインプット
ビギナーズフェーズでは2冊を再読。集中的に読み込みました。どちらかというとトレーニング寄りの内容です。
マスターズフェーズでは10冊。ただし、ビギナーズフェーズのように再読する必要はありません。
たくさんの種類の英文に、できるだけ多く触れることが目的です。
最適な本
本選びのポイントは次のとおりです。
ストーリーが追いやすく、主要登場人物が固定されている本は、余計なことを考えなくて済みます。「英語を読む」ことに集中できる。
また、日本語訳された本を並べて読むと、理解できない英文に遭遇したときに、すぐにわかりやすい日本語訳を参照できます。
語彙や文法を自分で調べるのは大事ですが、「実践リーディング」では英語を読みすすめることが最重要。余計なストレスは排除しましょう。
プロが日本語訳した文章は、ストーリーに合わせて自然な形になっていて瞬間的に理解できるため、ページをめくる手が止まることはありません。
おすすめ教材
私はハリー・ポッターで「実践リーディング」をおこないました。上記の条件をしっかり満たしています。
あらかじめ概要が頭に入っているのも良かった。日本語訳を片手にどんどん読みすすめました。
シリーズ物で冊数が多いので、登場人物や背景がわかった状態で大量のインプットがおこなえます。
ハリー・ポッターに興味がない方は、ご自分が読んでみたい本を選びましょう。
文量として10冊分であれば、本ではなく雑誌やインターネットの記事でも構いません。とにかく興味関心のあるものを選びましょう。
また、「実践リスニング」のためにオーディオブックを2冊は選んでくださいね。ハリー・ポッターはオーディオブックも用意されているので、興味がある方にとっては最適な本です。
実践リスニング
「実践リーディング」で読んだ本のオーディオブックを聴きます。2冊分ですね。
ビギナーズフェーズ同様に、再聴してください。ただ、2回目は聴き流し程度で十分です。その分、オーディオブック以外の英語を聴く時間にあてましょう。
英語ニュース
オーディオブック以外の「実践リスニング」でおすすめなのは英語ニュースです。
日本のニュースを英語で放送している番組を観てください。ニュースの概要は知っているはずなので、リスニングに集中しやすい。
映像とセットでリスニングをおこなうので、英語が印象に残ります。
それに、ニュースは短い時間で要点をまとめて伝えるため、簡潔な英語が用いられます。まさに仕事で必要な英語。
英文のお手本としても素晴らしいので、1日のうち数分は英語ニュースを観るために確保しましょう。
英会話
皆さんはすでに簡単な英会話をできるようになっています。Skype英会話で実力を試してみましょう。
おすすめは「英語で喋りたいクラブ」。
ポイント制なので、好きなときにポイントを消費してレッスンを受けることができます。
たくさんのSkype英会話がありますが、意外とポイント制はめずらしい。月額制が多いのです。
気が向いたときに英会話を試すには、ポイント制が一番です。
英会話は簡単
英会話は「聴けて」、「話せ」れば成立します。
「実践リスニング」をクリアした皆さんが英語を「聴ける」のは当然です。また、「瞬間英作文」をクリアした皆さんが英語を「話せる」のも当然です。
皆さんは「英会話」ができるのです。
もちろん、まだまだ聞きとれなかったり、話せなかったりするのは当たり前。ですが、Skype英会話のように先生がいる会話では、先生がレベルを合わせて話してくれます。
聞きとれなかったら聞き返し、話せる英語だけを話せば、自然と英会話が成り立つのです。皆さんにはすでにその力が備わっている。あとは、Skype英会話で調整していくだけです。
主導権を握る
大事なのは会話の主導権を握ることです。
話したいことを話しましょう。相手に合わせてはダメです。
コミュニケーションなので、相手を無視して一方的に話すのは良くありませんが、せめて8割くらいは自分が話すようにしてください。
英会話はアウトプットの実践型トレーニング。リスニング力をベースとして、どのくらいスピーキング力を実践形式に調整していけるかが重要。
実際に話してみないと調整はできません。英会話の貴重な機会。最大限活かすべきです。
細かいミスは気にせず、仕事でつかいそうな英語もどんどん試してみましょう。今後、仕事に就くうえで英語での面接も控えています。Skype英会話で予行練習を繰り返してください。